年に何冊か植物関連の本を読むのですが、これまで読んできた中で良かった本を紹介します。一応、現時点でネットで入手可能な本を集めました。
NHK趣味の園芸 育てて楽しむ 山野草のすべて
アルペンガーデンやまくさの富沢さんが著した一冊です。
個人的に、やまくささんは日本屈指のナーセリーだと思っており、そんなプロ中のプロが培った栽培のコツを惜しみなく公開しています。
本書には 1,250種もの植物が掲載されており、種類別の栽培方法が解説されています。全ページフルカラーで、豊富な写真が掲載されているため、図鑑としても楽しめます。
タイトルに「山野草」とありますが、ケープバルブや食虫植物なども紹介されており、幅広い層に役立つ一冊です。
NHK趣味の園芸 プラス・ワン もっとシクラメン
横山ナーセリーの横山さんと矢祭園芸の金澤さんが監修した一冊です。
おそらく日本の書籍の中で唯一原種シクラメンについて詳しく解説されている本です。23種の原種シクラメンが種類ごとに紹介されており、栽培方法や選抜品種についても詳しく説明されています。
さらに、原種シクラメンだけでなく園芸種についても掲載されており、種まきから植え替え方法まで網羅されているため、シクラメン好きならぜひ読んでおきたい一冊です。
ただ、すでに廃盤となっており、在庫がある分しか手に入らないのが残念なところです。
ツワブキ: 栽培管理・育種・歴史・多様な変異形質がわかる
趣味家の奥野さんという方が著した一冊です。
僕自身はツワブキを栽培したことがありませんが、この本を読んで感銘を受けました。
ツワブキの多様な品種や特徴、栽培方法が紹介されているだけでなく、育種方法についても詳しく書かれており、参考になる点がたくさんあります。
花粉を染色して調べたりと個人趣味家の方でここまでのことができるのかと驚かされました。
フィールドワークで知る ナマクアランドの多肉植物
フランスのフロレント・グルニエ氏による著書で、日本語に翻訳された一冊です。
ナマクアランドに生息する700種以上の植物と1000点を超える写真が掲載されており、生態学的な解説も充実しています。
タイトルには「多肉植物」とありますが、ケープバルブも多く取り上げられており、日本ではほとんどなじみのないような種類が写真で多数紹介されています。
ただ、残念なことに一部の写真がページをまたいで配置されているため、見づらい箇所があります。原著の時点ですでにこうなっていたようです。
それでも、これほど多くの種類が写真で掲載された本は他にないため、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。