アネモネ コロナリアダブルの育て方【植え替え、夏越し方法など】

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アネモネ コロナリアダブルの基本情報

アネモネ コロナリアダブルは、派手な見た目ですが、実は原種のアネモネで、雄しべも雌しべもすべて花弁化した珍しい品種です。一時は絶滅したと考えられていましたが、民家の庭で再発見されました。

現在は赤色のみが残っていますが、過去の植物画には紫や白の花も描かれており、かつては多様な色が存在していたようです。
花が咲き進んでいくと花姿がどんどんと変化していき、最後は花火のようになる面白い花です。

育て方は一般的なアネモネと何ら変わりませんが、種子繁殖が出来ないという点だけ異なります。

学名Anemone coronaria forma. flore-pleno
別名吹き詰め咲きアネモネ、千重咲きボタンイチゲ
草丈20~30㎝
花色赤のみ
耐寒性強(-5~-10℃)
耐暑性中(休眠)
入手方法球根(春~夏)、苗(秋~冬)

アネモネ コロナリアダブルの育て方のポイント

栽培カレンダー

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
開花期
生育期
植え付け
植え替え
肥料液肥元肥液肥
※関西基準

球根の吸水処理について

アネモネは春から夏にかけて、乾燥球根の状態で流通することがあります。しかし、そのまま植え付けると急激に水を吸収して腐りやすいため、事前に吸水処理を行い、球根を元の大きさに戻す必要があります。

吸水処理のポイントは、時間をかけてゆっくりと水を吸収させることです。軽く湿らせたバーミキュライトやキッチンペーパーに球根を包み、冷蔵庫内で1~2日かけて徐々に吸水させます。吸水が完了すると、しわが寄っていた球根がふっくらと戻ります。

ただし、吸水処理の際にはカビが発生しやすいため、オーソサイドなどの抗菌剤を規定倍率に薄めた水で吸水させると、成功率が高まると思います。

植え付け、植え替え

アネモネの球根の植え付けや植え替えは、9月頃に行います。アネモネは大きめの鉢で育てたほうが生育が良く、花数も多くなります。6~7号鉢には1~2球を目安に植え付けるとよいでしょう。

用土

水はけが良く、適度な保水性のある土を使用します。赤玉土と腐葉土を等量混ぜた土などが適していますが、市販の草花用培養土でも問題なく育てられます。

水やり、肥料

生育期間中の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。花が終わり、葉が黄色くなり始めたら、水やりの頻度を減らし、週に1回程度、土が軽く湿る程度にとどめます。

肥料は、元肥として植え付けや植え替え時にマグアンプKを鉢底に混ぜ込みます。生育期間中は、追肥として標準倍率に薄めたハイポネックスなどの液体肥料を月に1〜2回程度与えるとよいでしょう。

置き場所、日当たり

アネモネは生育期間中は日当たりの良い場所で育てます。
アネモネは耐寒性が強いので、屋外で冬越し可能です。寒さで葉が一時的になくなってしまうことはありますが、春になると再び葉が展開してきます。むしろ暖かい場所に置くと花芽が形成されません。

花後、葉が無くなり休眠状態になれば、直射日光が当たらない場所で管理します。

夏越し方法

アネモネの夏越し方法には2通りあります。

1つ目は、球根を掘り上げて乾燥させ、秋になったら吸水処理をして再び植え付ける方法です。ただし、この方法では吸水処理の際にカビが発生するリスクがあります。

2つ目は、週に1回ほど水やりを行い、球根を完全に乾燥させずに夏越しさせる方法です。一見、球根が腐りそうに思えるかもしれませんが、実際にはこの方法で夏越しに失敗したことはありません。そのため、より安全な方法として、2つ目の水やりをする方法をおすすめします。

病害虫

害虫はほとんど付きませんが、たまにヨトウムシやアブラムシが付くことがあります。その際はベニカなどをスプレーして対処します。

増やし方

アネモネ コロナリアダブルは種ができないため、分球で増やします。植え替え時に球根を掘り上げると、自然にポロリと分かれることがあり、その球根を植えることで増やせます。ただし、球根を無理に折ると傷口から腐るリスクがあるため、無理に分けるのはおすすめしません。

なお、アネモネは小指ほどの小さな球根でも、芽さえ出れば、適切に管理することで開花させることが可能です。

Q&A

Q
アネモネは地植えで植えっぱなしにして栽培することは可能でしょうか?
A

可能です。地植えにする場合は、夏に日陰になる落葉樹の下などに植えるとよいでしょう。地植えにすると追肥を行う程度の世話だけで毎年咲かせることができます。