ゴルテリア ディフューサの発芽実験

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ゴルテリアはビートルデージーとも呼ばれる花で、中心の模様は虫が止まっているかのような模様があります。

Gorteria diffusa

南アフリカから輸入して栽培した年は、発芽率がほぼ100%だったのですが、翌年自家採種をした種はほぼ発芽しませんでした。

原因として次の2点が考えられました。

1.発芽には暑さが必要だった

自家採取した種は冷蔵庫で保管していました。南アフリカから輸入した種はどのような環境で保管されているのかは分かりませんが、船便だったので、輸送途中で暑さを経験していた可能性があります。

また他にゴルテリアを栽培されている方に伺ったところ、夏は室内で種を保管されているそうです。暑さは発芽に必要な条件の可能性があります。

2.古い種子の方が発芽する

輸入した種子はいつ採種されたものか不明です。もしかしたら古い種子ほど発芽しやすいのかもしれません。

今回はこれらの可能性を探ってみました。

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実験方法

次の四つの試験区を用意しました。

  1. 24年採種で暑い所に保管した種
  2. 24年採種で冷蔵庫保管した種
  3. 25年採種で暑い所で保管した種
  4. 25年採種で冷蔵庫で保管した種

暑い所で保管した種は、今年テラスの暑い場所で夏中保管しました。

それぞれの場所で保管しま種を9月に播種しました。今回簡易的な実験なので、各試験区1ポットに4個ずつ播種しました。

結果

播種から二週間ほど経過しました。それでは実験結果です。

  1. 24年採種で暑い所に保管した種…1/4発芽
  2. 24年採種で冷蔵庫保管した種…0/4発芽
  3. 25年採種で暑い所で保管した種…1/4発芽
  4. 25年採種で冷蔵庫で保管した種…0/4発芽

暑い所で保管した種は発芽が見られました。24、25年に採種した種の両方で発芽したので、古さは関係なさそうです。

播種数が少ないのでなんともいえないところがありますが、どうやら仮説1が正しそうです。

ただ、それでも発芽率は25%にとどまっており、輸入した年ほど発芽しませんでした。これには暑さの程度や、他の要因も影響しているのかもしれません。

まとめ

ゴルテリアの発芽にはおそらく暑さが必要であり、古さは関係なさそうです。発芽には他の要因も影響しているかもしれません。