テコフィレアの発芽促成実験

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アンデスの青い宝石とも称されるテコフィレア。たくさん咲かせると、とても見応えがありますが、分球は少なめのため、種から育てた方が一気に数を得ることができます。また種からだとバリエーションが出ることもあるため、分球とは違った楽しみ方が出来ます。

しかし、テコフィレアは種からの成長が遅く、開花まで4-5年ほどかかってしまいます。

そこで、テコフィレアの発芽の時期を早めることで成長期間を少しでも長くし、テコフィレアの開花までの年数を早めることが出来ないかと考えました。

テコフィレアは、通常なら秋に播種しても発芽は1-2月頃になります。

発芽の様子

種は播種後5-7℃を維持すると1ヶ月ほどで発芽する(Pacific bulb societyより)そうなので、夏に冷蔵庫で播種すると秋から成長させることが出来る可能性があります。早く発芽すれば、その分成長が早くなるはずです。そこで実験してみました。

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実験方法

播種は9月3日に行いました。種は規定倍率に薄めたオーソサイドで一時間程消毒し、オーソサイド液で湿らせたキッチンペーパーの上で播種しました。キッチンペーパーは密閉型の容器に入れ、冷蔵庫で保管しました。

※消毒しないとカビます(予備実験で確認済み)

実験結果

11月15日。発根を確認しました。種は土に植え付け、覆土しました。

12月17日。発芽を確認。

しかし、この後霜で土が持ち上げられて根が切れてしまい、枯れてしまいました…テコフィレアは寒さに強いのですが、実生一年目だけは霜除けした方が良さそうです。

本当は成長の差などを比較したかったのですが、これにて実験は中止です。

まとめ

テコフィレアの種は冷蔵庫の低温下において約2か月で発根しました。秋から成長させることを考えると7月下旬頃に冷蔵庫で播種させると良いかも知れません。