組織培養苗の順化作業

スポンサーリンク

最近、観葉植物で組織培養苗が出回るようになりました。

無菌培地で密封して育てられた植物は高湿度で育てられているため、いきなり袋から出して通常通り育てようとすると、環境の変化に対応できず、枯れてしまいます。

そこで、少しずつ環境の変化に慣れさせる順化作業を行います。

今回は無菌培地で育てられたモンステラを購入したので順化させてみました。

まずゼリー状の培地を水を入れた容器のの中できれいに落とします。細かな部分は爪楊枝などで、根を傷付けないように注意しながら完全に落とします。

培地は養分が豊富なため、残るとカビの原因になります。

また、傷んだ葉があれば取り除きます。

カビを防止するため、規定倍率に薄めたオーソサイド溶液に20分ほど漬けこみます。

あとは水苔に植え込みます。水苔だと根が動いた時に確認が出来るので、便利です。植え込み時、根にお守り的に珪酸塩白土をまぶしました(効果は分からない)

葉に水滴がついてる場合、枯れる場合があるので、水滴を拭き取ります。

あとは半密閉容器で管理します。完全密閉ではなく、少しだけ開けた容器で管理します。植物が成長し始めたら、少しずつフタを開けていきます。

2週間後、新芽が動いてきたので、フタを取りました。根も活発に動いていたので、土に植え替えました。