モンステラにはデリシオーサ(Monstera deliciosa)と変種のボルシギアナ(Monstera deliciosa var.borsigiana)があります。
ボルシギアナはデリシオーサに比べて小型とされていますが、両者はよく似ており、なかなか見分けがつきません。実はあの有名なキュー植物園では同一の種であるともされているようです。
それでも、やはり違いはあるように思います。ではどこが違うのでしょうか。
1.葉柄と葉身のつなぎ目
要は葉の付け根の部分です。デリシオーサの成熟した葉にはシワのような波があります。なんでも光に合わせて葉を動かすためだとか。
一方、ボルシギアナにはシワがありません(写真は斑入りモンステラです)
しかし、この特徴が現れるのは成熟した葉のみであり、幼い葉ではデリシオーサでもシワがありません。
2.節間の長さ
要は茎の長さです。デリシオーサは茎が詰まってエビのようですが、ボルシギアナは長く伸びます。
下の写真は同じ環境で育ててますが、これだけの違いが出ました。
デリシオーサはどちらかというと自立して育っていくタイプで、ボルシギアナは棒などの何かにすがりながら育っていくタイプです。
しかし、育てる環境によっては、光が少なければデリシオーサも当然徒長しますので、これだけでは分からない場合もあります。
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