海外から植物を輸入する。それだけでなんかカッコいい感じがしますね。
海外のナーセリーには、日本でなかなか手に入らない植物があったりして、輸入してみたいって思ったことありませんか?
でも輸入っていろいろ面倒だな…英語でやりとりするの大変だし。ちゃんと届くのかな…と不安になりますよね。
今年、いろんな不安を抱えながらも思い切って輸入してみました。
海外から植物を輸入する際の参考になればと思います。
今回輸入したのはRarePlantsというイギリスのナーセリーからです。
なぜRarePlantsを選んだのか
輸入するに当たって、いくつかのナーセリーを調べてみました。中には日本へ輸出できないと書かれているものもありました。しかしRarePlantsのホームページには日本へ輸出できることが書かれてあり、植物の種類も豊富だったので選びました。
しかし、正直検索しても輸入した人の情報があまりなくて不安でした。
会員登録の方法
実はRarePlantsは初めて利用する人に対して、会員登録というものがありません。購入して初めて会員登録されます。欲しい植物がまだリストアップされてないときはwait listというものがあります。これは欲しい植物が入荷されたときに、メールでお知らせしてくれるサービスです。お問い合わせフォームからwait listに加えてくれるようお願いしましょう。
購入の方法
これはいたって普通のネットショッピングと同じです。カーゴにいれて、決済をしていくだけです。価格はukポンドで表示されています。輸入には他に輸送料金も必要なため注意が必要です。また、シクラメンなど日本に輸出出来ないものもあるので注意。料金はクレジットを支払った時点で引き落とされ、その時のレートが適用されます。
輸送料金
海外から輸入するにあたって、必要なものがあります。それは検疫証明書(health certificate)です。検疫証明書は植物が輸出先の検疫条件に合格していることを証明するもので、これが無ければ植物は廃棄処分されます。
RarePlantsでは輸送料金に検疫証明書の値段が含まれるので、余分な料金が取られることはありません。
輸送料金は最低額があり、あとは購入額に応じて増えていきます。以下、合計金額のイメージです。
合計金額 = 購入額 + 輸送料金
(追記)上の金額の他に国際郵便物課税がかかる場合があるようです。商品到着時に代引きで税金が請求されました。購入金額にもよりますが1500円ほどでした。
植物の到着
出荷の準備が整い、発送されるとメールでお知らせしてくれます。メールを受け取ってから大体二週間で届きました。ちなみに日本郵政が届けてくれました。
すでに発根しているものはピートモスで包まれてました。まだ発根してないものは木屑で包まれてました。
輸入して感じたメリット
- 珍しい植物が手に入る
- 意外と簡単
- 球根の品質が良い
やはり海外でしか手に入らないものを手に入れることができるのが最大のメリットです。意外と簡単で、日本でネットショッピングしている感覚と一緒でした。また、丁寧に梱包されており、傷んだ球根は一つもありませんでした。すべて開花球だそうです。
輸入して感じたデメリット
- 日本で手に入れるより高くなる場合が多い
- 追加注文ができない
- 発送時期が決まっている
- 到着に時間がかかるため、芽が伸びてしまっている
- 多少の英語力がいる
輸送料金がかかるため、日本で手に入れる方が安い場合が多いようです。日本でも売られていないか、よく調べてから輸入したほうが良いでしょう。
注文時のメールには追加注文が出来るみたいなことが書かれていたので、追加注文をしたいと問い合わせたのですが、一切返事がありませんでした。ホームページをよくみると、追加注文は出来ないと書かれていました(読めば分かることに返信しないのは海外ではよくあることです)。単独でもう一回注文すると、購入額が小さいので輸送料金が高くなりました。ちなみに、単独でもう一回注文したものも、一緒にまとめて送られてきました。
海外へ発送される時期は決まっているようです。この時期を逃すとまた来年になるようです。在庫はなくなると終わりですし、注文は早めにした方が良いですね。
今回輸入に二週間程かかったため、届いたときには、芽がいろんな方向に伸びてしまっていました。植え付けたら元に戻る…?
英作文は問い合わせをするときに必要になります。また当たり前ですが商品の説明、注文も全て英語です。まぁ今はGoogle翻訳なんかがあるので、これはあまり気にならないかもしれませんね。
(追記)中には品種が少し怪しいものもあります。だいたいはヴァリエーションとして説明されてますが、よく注意してから購入しましょう。